能楽夜ばなしⅡ 2025 年8月24日更新 御礼 二人静 触れてみよう能楽の世界 所沢ミューズ

能楽夜ばなしⅡ

公演案内ページを作りました。シテ以外にも全てはありませんが、感想などコメントします。随時削除更新して過去コメントはアーカイブの方に移動します。


所沢ミューズさんでの、二人静公演終了しました。

お陰様で満員御礼。

ご来場、誠にありがとうございました。


事前記事が書けなかったですが、今回、6月頃から、共演の新井さんと二人で稽古をはじめまして、新井さんは今回初役とのことでしたが、何度も稽古を重ねて、能面をかけなければ完璧に合うところまで仕上げました。が、しかし、面をかけると、本当に全く見えないので、わずかにズレるところが出てくる。


現代の音楽シーンのグループダンスなんかを見慣れてると、合うのが当たり前なんですが、能は、現代のリズムの決まった音楽を、目を隠さないダンスをするのとは違うので、囃子や謡いが全部決まっていても即興音楽系であり、舞う型が全て決まっていても即興舞踊系であり、その日その時の地謡の影響も受けるし、気持ちが乗ればノリも身体の流れも変わるわけで、合う合わないとかじゃないよねと。

合わせにいって、囚われすぎて、その日の流れから外れても困る。その日の舞台の流れが大事なわけです。役の心情とかが自然に出るようにしたい。でも、お互いが見えないので、あれこれ決めないと揃わない。お客様はズレが目につくので、出来ればズレたくもないと、なかなか悩ましいところでした。


過去諸先生と共演させていただいてるのですが、その都度、細かく決める時もあれば、おおらかに無理に合わせないという時もあり、その時々でした。


今回、初めての役に挑む新井さんは、そう臨機応変ともいかないので、まずはキッチリ型を固めてからと、会えば稽古をしていましたら、だんだんお互いのクセや呼吸がわかってきまして、気にならなくなってきたところで本番を迎えられました。


このミューズの催しは、ホールの劇場公演で、舞台や客席、音響や照明も違い、また講座能であり、いろんなレクチャー、実演やトークをした後の舞台なので、能楽堂の定期公演の舞台とは色々な事が違うのですけど、ホールならではの、一味違った面白い風情の舞台に仕上がったのではないかと思います。(まあ、そうだったらいいのですが。。。)


この催し、今年で20回目でして、特別公演にはしなかったのですが、


市長さんが、冒頭祝辞を述べてくださって大変光栄でした。

20年の間にワークショップや講座、勉強会、体験会など、のべ1700人以上の方が参加されたそうで、昔、触れてみようの初めての講座で、「能を見たことある人は、手を挙げてくださいませ」という問いに、客席からわずかにパラパラと手があがる程度で、なんだか珍しい芸能が来たなあ。という反応でした。能って面白いんだよって事をわかって欲しくて、本当に沢山お話してきました。

が、昨日、同じ質問をしたところ、会場から沢山の拍手をいただき感無量でした。

お陰様で、小ホール時代から数えて、実に本番の講座能は、観客動員は累計七千人を超えているとの事。(従って事前講座等の総累計約9千人!)

実にありがたい事でした。


昨日も満員御礼で、来年も開催させていただくことになりました。

今年と同じ土曜日の予定です。(確定情報は年明け劇場より発信します)


この企画を始めた時、何もかも手探りで、今の形になるまで、あーでもないこーでもないと苦労した事を思うと、昨日は、大きなご褒美をいただいた気がいたしました。


これも長年観に来てくださったお客様のお陰です。

そして、いつもサポートしてくださる劇場スタッフの皆さんはじめ、劇場関係の皆様のご理解のお陰と、公演に協力していただいた皆様のお力添えのお陰と、心から感謝御礼を申し上げたく存じます。

皆さんがいなければ、この積み重ねた数字は全く無理でしたよね。本当に。皆さんのお陰です。

誠にありがとうございました。


そしてまた
 
初心忘るべからず(世阿弥)

本当にそうだよなあ。
いい言葉です。
また精進したく思います。よろしくお願い致します。



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第一部 班女(はんじょ)シテ遠藤喜久

能のお稽古をしている人は、必ず謡ったり舞ったりする演目。特に女性は一度はやってみたい曲だそうです。

恋する吉田少将を求めて彷徨い、やがて再会する物語。
恋に狂う物狂い。狂女(きょうじょ)物にも、色々なパターンがありますが、これは恋に夢中になる女性を描いているので、共感出来る女性は多いかもしれません。

このところ舞台が続きますが、頑張りたいと思います。




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有名な昔話 「安達ヶ原の鬼婆」の伝説を能劇化した作品。

鬼物のジャンルの作品で、最後は山伏と鬼との対決が、わかり易い物語。しかし、前半は女の孤独と苦しみが垣間見えて、奥が深い作品。今回は「はじめて矢来」の観易い演出で上演予定。

11月公演も大好評発売中。良い席はどうぞお早めにご予約下さい。












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