能楽夜ばなしⅡ 9月7日更新 九皐会 景清告知その1


公演案内ページを作りました。私の関係する公演ですが、全てはありません。
公演終了後に、感想などコメントしますが、私の他、いただいたコメントも含め、数日程度でどんどん削除更新する予定です。アーカイブに一部移動しておきます。どうぞ悪しからずご了承下さいませ。
なお、チケット申込は、主催者に直接問い合わせ下さいませ。宜しくお願い申し上げます。
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はや9月に入り、慌ただしくあちこちで催しが増えてきました
九皐会の定期公演では鈴木君の龍田の地謡に入ります。今回は神楽が通常と少し変わり、いわゆる五段の舞のような演出です。シテが装束を工夫されてるようなので楽しみです。


告知 その1
九皐会の定例公演では、私は11月10日(日曜日)の「景清」のシテ景清を勤めます。
矢来能楽堂定期公演1部にて
大曲「かげきよ 景清」上演致します。源平屋島合戦の花、那須与一の扇の的の後の、しころ引きの戦いで有名な景清。
源氏を恐れさせ、頼朝暗殺をも企てた反骨の武者。最後は自ら目をえぐり、遂に九州へ流され余生を送るが、そこへ一人娘が尋ねてくる。光を失った非情な父と娘の再会と別れの物語。
盲目の父が語る源平合戦の武勇の記憶。


なんといっても謡いの景清。景清の最初の独白は、塚の中にいて姿は見えず、特殊で難しい節回しの謡いで、今の景清の有様を聴かせる場面から始まります。これががもうまさに景清!

現代劇のような台本の進行はわかりやすく、娘との涙の再会(それもすんなりとはいかない)や、やがて源平合戦の戦いの記憶を語り出す場面は、芝居のようでもあり、しかし、やはり能ならではの世界観が観客を惹きつけます。
目も見えず、杖をつき、老い衰えた景清ですが、語り乍かつての力や光が、ひととき蘇るような舞台に広がる屋島の戦いの名場面。
語り物と言われる、謡いの聞かせどころ。

夢幻能とは違う現在能の面白さ、魅力の詰まった能。

是非ご来場下さいませ


観世流九番習の一つに数えられる現在能の名曲。いよいよ最高難度の演目に挑戦です。観世先生をはじめ、父や諸先輩の名演の娘役を何度もさせていただきましたが、いよいよ自分が景清を演じる年になるとは感慨深いです。

是非、登録有形文化財の神楽坂、矢来能楽堂でご覧いただければと思います。

ご来場お待ちしております。

(チケットは九皐会ホームページからカンフェティチケットでお求めください)


また詳しくキャストや関連情報upしますね。春に屋島にも行ってきたので、その写真もお楽しみに。






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