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能楽記事アーカイブ

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8月24日土曜日 今年も無事に所沢ミューズさんの「触れてみよう能楽の世界」と題した講座能が終了しました。 今年は、プレイベントとして、今年のテーマ曲の葵上を深く掘り下げた解説講座や、劇場のバックステージツアーと謡やすり足の体験イベントで盛り上がりまして、24日は、キャストを交えての解説やお話、囃子の演奏など、能の魅力にたっぷり触れていただいて、最後に葵上をご覧いただく趣向でした。 おかげさまで今年は三階席までお客様が入る大入りで、プレイベントと合わせ3日間で、のべ1千名のご来場を賜り、 この催しの観客動員数を更新したとの事。さすがの屈指の人気曲。源氏物語題材の作品でした。 ご来場賜りましたお客様、ご出演の皆様、関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。 このイベントの最中、はや来年の企画会議もスタートしまして、来年もミューズさんと能の魅力をお伝え出来るような素敵なイベントを企画したいと思います。どうぞ宜しくお願い申し上げます。 7月は、九皐会の定例公演(大仏供養、小督)若竹能(善知鳥、融)、国立能楽堂ショールーム公演(熊坂)、 栗原能(葵上) 、台東薪能(清経、一角仙人)、鎌倉能舞台定例(小鍛冶、雷電) と出演が続き、その間に非公開の一門の歌仙会など夏の行事もあり、勉強と稽古に追われてすっかり更新が止まりました。いずれの会も盛況でした。 本番の舞台にいる時間より勉強や稽古している準備の時間の方が圧倒的に長いので、本番が立て込んでくると余裕がなくなります。 よく本番の舞台がない時は、お休みかと思われますが、本番は、ほんとに氷山の一角、1%とか、せいぜい数%なので、それまでの準備が全てといってもいいくらいです。 まあこれは役職とか人によっても違うと思いますが、 歳と共に準備の時間が年々増えるのはいずくも一緒です。 夏の無事を願います。皆様もどうぞ御身ご自愛くださいませ。 写真は栗原能で勤めた仕舞 大江山より 気がつけば八月。驚く程の暑さですね。 野外の催しはなかなか厳しいものがあります。熱中症に気をつけねば。 今年は矢来能楽堂九皐会八月定例公演もお休みなので、薪能出演とミューズの公演に集中して参ります。 7月初旬 週末、涼しい秋田に稽古行来ましたが、東京の豪雨で帰りの便は欠航になり足止め、一日休養と移動日になりました。とはいえ今回は角館や田沢湖にも足を伸ばせて楽しかった。 戻

秋田道草いいところ

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秋田市内の謡曲仕舞の稽古に行った後、帰りのフライトまでの4時間程、お弟子さんに観光ドライブに連れて行ってもらいました。 まずは、稽古場のある、市内大町のねぶり流し館。ここは1階で竿頭祭の紹介を常時しているのですが、はじめて竿頭を持たせてもらいました。 結構重いし難しい。私の持っているのは、なんと幼稚園児用らしい。こんなの小さい子供が出来るのか。凄い。教えてくれた館の係の方、凄く上手でした。 この館の隣に古民家の蔵があり、今はとってもおしゃれなギャラリーになってます。そこにある和室でも稽古をすることもあります。 さて、それから私のリクエストで男鹿半島の鵜ノ崎海岸。静かな美しい海岸で、鬼の洗濯板という遠浅の渚。水が透き通っていて、静かな波がキラキラと光っいて美しい。ビビット強めに撮影。 引き潮で岩場を沖の方に向かって歩いて行けました。この日は人もいなくて贅沢なひととき。  夏空のような晴天。綺麗な海を撮りたい目的は達成。でも海風はまだ冷たかったです。 その後、まだ時間があるので寒風山山頂まで車で登りました。 このあたりは国定公園で、寒風山からの景色は世界三景の一つなんだとか。男鹿半島から秋田を一望。 かつては八郎潟が広がっていて、琵琶湖に次ぐ大きさだったそうで、水面の輝きはさぞ見事だったことでしょう。今は埋め立てて田畑が広がってます。 よーく海岸線を見ると、すごい数の風車の列。 秋田の海岸線は、無数の風力発電の風車が回っていて、来る度に増えています。 まるで近未来映画のような景色。もう今が未来なんだね。まるで縁日の風車みたいだった。 最後に大魔神より大きい15メートルの巨大ナマハゲ様と撮影して帰路に着きました。ナマハゲ様って神様だったのですね。悪者も逃げる迫力でした。 厄災を払っていただいて、秋田空港から無事帰京。秋田再発見の楽しいドライブでした。 市内からほんの一時間走っただけで、こんな景色のいいところに行けるなんて素晴らしいね。楽しかった。 Oさん運転どうもありがとう!