能楽夜ばなしⅡ 2026年8月26日更新 御礼熊野 ほか予告

能楽夜ばなしⅡ



公演案内ページを作りました。
シテ以外にも全てはありませんが、 感想などコメントします。随時削除更新して過去コメントはアーカイブの方に移動します。

22日土曜日
所沢ミューズのマーキーホールでの「触れてもみよう能楽の世界」無事に終了しました。お陰様で今年も満員御礼でした。

講座能の「触れてみよう」も、今年で21回目とのことで、毎年劇場に足を運んで下さる皆様には、厚く御礼申し上げます。

今年も、事前講座は200名以上参加いただき、大変熱心に受講いただきました。事前講座は、内容をお話しするだけでなく、より深く掘り下げたり、実演で一部分の舞を舞ったり歌ったりと、当日とは違った切り口でしております。
今年も大変多くの質問の手が上がり、興味の尽きない楽しい時間でした。

また、前日の劇場体験「あがってみよう特設能舞台」のワークショップも2回講座で、50名以上の参加があり、大盛況でした。今年は、謡やすり足の体験ほか、牛飼車(物見車)の乗車体験もありまして、能をやらないでこれを体験出来ることはまずないので、マーキーホールの星空のようなライトを受けながら、皆さん貴重な体験に喜ばれてました。そのほかバックステージツアーで、当日の能装束を間近で見たりと、普段入れない楽屋見学など、お楽しみいただいたと思います。


今年は、熊野という名曲の上演でしたが、牛車を模した作り物があるとはいえ、言葉の意味が、初聴きでは理解が難しい。しかし、それがとても美しい言葉と節の作品で、これをどうホール能で、楽しんでいただけるか、理解していただけるかを、劇場スタッフさんと随分と検討して、原曲の良さをそのまま感じていただけるように、第一部の講座内容や、資料を作りました。担当スタッフの皆さまには大変お世話になりました。

また、ホールの一番後ろや、上からでも見やすいよいうに御所車の作り物を新たに製作したのも、今回ならではでした。能楽堂公演とは違う、舞台の広さや、照明の光のあたりかたや、音響の響きがあり、能楽堂で演じる、ご覧いただく熊野とは、一味違ったかと思いますが、楽しんでいただけたら幸いです。今回は、準備期間がとても長がったので、無事に終わってホッとしています。

お陰様で、来年も開催予定ですので、また、次の作品をお楽しみください。2027年は8月21日(土)の予定です。また、来年の春には予約開始になりますので、またご案内をいたします。

この場を借りて、お客様、並びに関係者の皆さまに厚く御礼申し上げます。




今年は、ちと後半に舞台が集中しまして、10月には、定期公演で「頼政」
源平の戦いの火ぶたを切った以仁王の反乱。それに加わった源頼政を主人公の能を勤めます。
能の修羅物のなかでも、最高齢の老武者の戦い。

それにしても、当時の平均寿命を考えると、75歳過ぎて、このクーデター的な反乱に加わるなんて、凄いですね。さすがは、摂津源氏、源頼光の末裔。鵺退治の逸話といい、誉れ高き武勇の家柄。
人生最後の戦いに命を燃やした姿が、渋く格好良く描かれた作品です。

自分なら人生最後に何をするか、考えるこの頃です。


観世九皐会 矢来能楽堂 毎月定例の公演 



10月の矢来能楽堂定期公演のチラシが出来ました。
私は、一部の頼政 よりまさ のシテを勤めます。
源頼政は、平家一門が「平家にあらずんば人にあらず」までいわれ、権勢をふるう中、源氏でありながら、耐えて生き抜き、74歳で三位(公卿 上級貴族 武士としては最高齢の昇格)にようやく登った人です。

鵺退治で知られ武勇に優れ、歌人の才もあった頼政。しかし、人生の最後に突如として、平家打倒の狼煙をあげて戦に臨みました。
最期は有名な平等院鳳凰堂の庭で自刃しますが、この誇りをかけた戦から、6年に及ぶ源平合戦の内乱へと発展します。

この作品は、世阿弥作で、三修羅の3曲の一つに数えられる代表的な演目です。
平家の若武者達の修羅物とは一味違う、頼政の戦いを是非ご覧ください。
チケット発売中です。


11月、秋の新潟リュートピア能楽堂の公演チラシが来ましたので、UPさせていただきます。超大曲「おはらごこう 大原御幸」に兄弟で出演させていただきます。大変素敵なチラシですね。兄が後白河法皇役を勤めます。私は、シテの建礼門院役です。


源平の争乱は、壇ノ浦の戦いで平家が滅亡し、終結を迎えた。
その折安徳天皇をはじめ、多くの平家方が海の底に沈んだ。
しかし、共に海に身を投げた幼い安徳天皇の母、建礼門院は、源氏方によって助けられ、その命を長らえることになった。
都のはずれ比叡山の麓の山里、大原に隠棲した建礼門院は、寂光院で平家一門の菩提を弔うことになった。

能の物語は、建礼門院を後白河法皇が訪ねるところから始まる。
法皇は、建礼門院の数奇な人生を思い、その壮絶な体験を尋ねるのであった。
計らずも生き延びた建礼門院が見た光景。
閑寂な大原寂光院の風情と、そこで語られる平家一門の最後とは。

今回、私、遠藤喜久は、能の語り芸の極みに挑ませていただきます。
どうぞご期待ください。

新潟ですが、新幹線で近くなりましたし、兄弟二人でこの曲をやるのは最初で最後になるかと思うので、是非観にいらしてくださいませ。どうぞよろしくお願い申し上げます。
たまたまなんですが、今年は、りゅーとぴあをはじめ新潟県内でも長年舞台を勤めていた亡父の十三回忌で、新潟能楽堂が出来る前は、旧音楽文化会館で公演させていただいていたと思います。
そんな巡り合わせで伺うのもありがたいご縁だと感じております。
頑張って勤めたいと思います。

なお、当日は、ご存知、りんぼう先生こと、林望先生の詳しい解説をお聞きいただいてからの公演になります。

そしてなんと、今回、新潟新潟能楽堂さんが「大原御幸」をより楽むための事前講座をご用意くださいまして、木ノ下歌舞伎主催の木ノ下裕一さんが、講師をしてくださいます。お近くの人は是非、新潟能楽堂へお申し込みください。
ゲストには、新潟大学教授にして平家琵琶奏者の髙橋秀樹先生。

この秋は、新潟能楽堂で、平家物語の世界をお楽しみください。

11月15日(日) 新潟りゅーとぴあ能楽堂







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