能楽夜ばなしⅡ 2026年8月18日更新
能楽夜ばなしⅡ 公演案内ページを作りました。 シテ以外にも 全てはありませんが、 感想などコメントします。 随時削除更新して過去コメントはアーカイブの方に移動します。 所沢ミューズの夏の風物詩 触れてみよう!能楽の世界 能『熊野』のご案内 所沢市民文化センター ミューズ ミューズ公演直前に迫りました。準備着々です。 このところ大道具の制作もしています。能のシテ方は、他の演劇とは違い、演じるだけでなく、地謡もしますし、装束係や大道具、小道具にも関わります。劇場公演の時は、さらに音響照明や舞台セットのチェックも劇場さんと一緒にしますので、毎度のことですがやることが次々出てくるので大忙しです。 とくにミューズの触れてみようでは、企画が始まって以来、劇場スタッフさんと、資料作りやイベント運営や舞台設営もすべてに関わって始めた公演なので、長年夏の間は、皆さん本当に頑張って下さいます。当日その成果が出ると嬉しいです。 さて、今年の作品「熊野」は、古来より名作として伝わりますが、この台本の良さは、観る人によっていろいろな風に解釈出来るところかと思います。 能の台本は、熊野と最高権力者、宗盛との関係は、主従関係以上のことは触れておらず、平宗盛その人の事も深堀されません。(それはもうお客様ご存じですねというわけです) 能は、母を思う娘の心中にひたすらクローズアップされています。 危篤の母のもとに暇をもらって帰りたい熊野と、帰したくない宗盛。 最終的には、一首の和歌によって帰郷を許すというわかり易い結末。 原作となった、平家物語の海道下りに中に出てくるエピソードもとても短く、 ただ「いかにせん 都の春も惜しけれど 慣れし東の 花や散るらん」という歌によって、帰郷を許されたとだけあります。 この短いエピソードから、よくこれだけの能のストーリーを考え出したものだと感心します。 今回、熊野の心情や、華やかな都の風情。病床の母からの手紙などが、美しい言葉で描かれていますが、500年以上前には作られたいたと推定されている本作は、他の能楽作品同様に、当時の台本の詞章のままです。少し難解なところもありますが、そこを是非味わっていただきたいと思います。 また、桜の舞台セットを出さない能の何もない舞台空間に、いかに桜が想像出来るかが、鑑賞のポイントです。 花見をしたことのない人はいないと思うので、そ...